油雑感 -36- うなぎ蒲焼の美味しい召し上がり方 |
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油雑感 -35- 体によい食べ合わせ |
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人参と油
- 人参などの緑黄色野菜には、体内でビタミンAになるカロチンが豊富に含まれている。
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豚肉とにんにく
- 豚肉には糖質を分解してエネルギーに変え、脳神経の働きに不可欠なビタミンB1が多く含まれている。
出典:健康ことわざ活用法(全国社会保険協会連合会発行) (R.1.9.18)
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油雑感 -34- 床に食用油をこぼしてしまったら |
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- 床に食用油をこぼしてしまったら、その上に小麦粉をまくと、小麦粉が油を吸収してふき取りやす
くなる。
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- 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 <(c) The Chosun
Ilbo & Chosunonline.com>から抜粋
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油雑感 -33- 消費税の軽減税率制度(平成31年10月1日実施) |
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椿油(食品表示法に規定する食品)
- 軽減税率が適用され、税率は8%(消費税率6.24%、地方消費税率1.76%)です。
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椿油(非食品)
- 標準税率が適用され、税率は10%(消費税率7.8%、地方消費税率2.2%)です。
(H.30.6.1)
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油雑感 -31- 脂の乗ったマグロのトロは赤身の半値!? |
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学生の食い物
- 時代は大正から昭和に変わっても、脂の乗ったマグロのトロは田舎者、匹夫馬丁の食い物と軽蔑され、値段の安さから学生らに好まれていました。
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日本人の嗜好
(参考文献:ひ松尾登・長谷川恭子編「改訂版
油脂」 H.29.3.11)
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油雑感 -30- 栄養学の基本 − 脂肪と糖質 |
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脂肪と糖質
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ケトン体
- 糖質食品を全く制限してしまうと脂肪は体内で分解しなくなり、結果として不完全代謝産物である「ケトン体」という一種の毒物が体内に生成されます。
(参考文献:ひまわり油健康法の秘密−新居裕久著 H.29.3.8)
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油雑感 -29- 見えない脂質 − リポタンパク |
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水と油
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リポタンパク
- 血中脂質はアポタンパクというタンパク質と結合して、「リポタンパク」という「見えない脂質」になって体の隅々まで運ばれて行きます。
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高比重リポタンパク(HDL)とは?
(参考文献:松尾登・長谷川恭子編「改訂版
油脂」 H.29.2.7)
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油雑感 -28- 今は昔、毎日の生活に欠かせなかった必需品とは? |
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七件事
- 「朝起きるとすぐに七つの物が必要だ。それは柴(薪)、米、油、塩、醤、酢に茶だ。」
(参考文献:ひまわり油健康法の秘密−新居裕久著 H.29.1.31)
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油雑感 -27- フィトンチッド |
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森林浴
(参考文献:ツバキ油で美しい素肌が甦った−中村敏郎著 H.29.1.26)
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油雑感 -26- 日焼けを防ぐ |
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メラニン色素
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メラノサイト
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新陳代謝
(参考文献:ツバキ油で美しい素肌が甦った−中村敏郎著 H.29.1.25)
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油雑感 -25- 椿油で揚げたてんぷらを食べてみませんか−2 |
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江戸時代
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天麩羅
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高級料理
(参考文献:ツバキ油で美しい素肌が甦った−中村敏郎著 H.29.1.22)
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油雑感 -24- 椿油で揚げたてんぷらを食べてみませんか−1 |
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Templo
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寺料理
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徳川家康
(参考文献:ツバキ油で美しい素肌が甦った−中村敏郎著 H.29.1.22)
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油雑感 -23- 風味を楽しむ食用油(低精製または未精製の油) |
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ごま油
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なたね油
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オリーブ油
(H.25.6.16)
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油雑感 -22- 香味油 |
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香味油とは
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香味油の種類
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北京料理 盛華亭の説明
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葱油(ねぎ油)
ねぎの香りを油に移したもの。前菜や炒めものの仕上げに一振りします。
炒飯の仕上げにも。
高温に熱した油にねぎのみじん切りを加えて香り付け。簡単に作れます。
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鶏油(ヂイユ)
良質な鶏の脂身から採れる黄色い油で、前菜や炒めものの仕上げに少量用います。
スープにたらしたり、艶出し、色付けに使います。
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花椒油(山椒油)
花椒(中国山椒)の香りを油に移したもの。
もともと花椒がかなり刺激的な香りなので、冷菜などに用いても油っぽさをあまり感じません。
魚料理の臭い消しにも用います。
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蝦油(えび油)
海老の頭や殻を使って香り付けられた油で、海老料理に少量加えるとさらに風味が増します。
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NHK「ためしてガッテン」で紹介されたレシピ
(参考文献:松尾登・長谷川恭子編「改訂版
油脂」 H.24.12.17)
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油雑感 -21- プロスタグランディン |
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リノール酸とアラキドン酸
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リノール酸はアラキドン酸の前駆物質
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アラキドン酸はプロスタグランディン合成の材料
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プロスタグランディンの発見
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プロスタグランディンの働き
(参考文献:新井裕久著「ひまわり油
健康法の秘密」、松尾登・長谷川恭子編「改訂版
油脂」 H.24.12.15)
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油雑感 -20- 脂肪酸の主な分類 |
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炭素数(鎖長)
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二重結合(不飽和結合)数
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生合成の可否
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必須脂肪酸−生体内での合成が不可能な脂肪酸
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非必須脂肪酸−生体内での合成が可能な脂肪酸
(H.23.4.18)
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油雑感 -14- 「中国加油!」、「日本加油!」 |
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祝!北京オリンピック開幕!!
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いよいよ待ちに待った北京オリンピックが開幕しましたね。
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二週間に亘る期間中、日本選手団の活躍を期待しましょう。
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開催国である中国に対して畏敬の念を込め「中国加油!」、そして、「日本加油!」。
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北京オリンピック公式ホームページ→http://en.beijing2008.cn/
(H.20.8.10)
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油雑感 -12- ヒトの皮脂と皮脂膜 |
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皮脂とは?
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皮脂膜とは?
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皮膚の表面にある脂分で、専門用語では「皮表脂質」と言う。
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皮脂と汗腺から分泌される汗とにより形成され、”皮脂膜は生理的な栄養クリーム”とも言われる。
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組成−中性脂肪:25〜41%、ワックスエステル:20〜25%、遊離脂肪酸:16〜25%、スクワレン:5〜12%、モノおよびジグリセライド:0〜10%、その他。
(H.19.3.16)
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油雑感 -11- 血清に含まれる脂質 |
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血清の主な働きと組成
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血清に含まれる4つの脂質
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コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸。
(※中性脂肪:トリグリセリド、トリグリセライド)
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各脂質の主な働き
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コレステロール−生体細胞膜を構成。副腎皮質ホルモンや胆汁酸の材料。
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中性脂肪−貯蔵用エネルギーとして、肝臓や脂肪細胞に貯蔵。
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リン脂質−生体細胞膜を構成。水に溶解しない物質を水に馴染ませる(親水性と疎水性を併せ持つ)脂質。
- 遊離脂肪酸−貯蔵用エネルギーである中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセリンに分解され、遊離脂肪酸が血液中に放出
⇒ 抹消組織の細胞等、全身に運搬され、すぐに使えるエネルギーに。
(※グリセリン:グリセロール)(H.19.3.7)
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油雑感 -10- 不ケン化物 |
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不ケン化物って何?
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アルカリにより、ケン化されない脂質の成分で、石けんのように水には溶解せず、油性溶剤に溶解する物質。
椿油等の油脂類には少なく、ホホバ油等のロウ類に多く含まれる。
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石油由来の流動パラフィン・動植物油由来のスクワレン等の炭化水素類、セチルアルコール等の高級アルコール、植物ステロール・コレステロール等のステロール類、トコフェロール等のビタミン類、葉緑素等の色素、レジン(樹脂類)等がある。
参考までに、山梨大学の渡辺大蔵先生が、ぶどう油のステロール類について研究されておりますので掲載します。
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油脂類では量が精製度の指標
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微量でも生体にとって大切な働き
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油雑感 -9- 食用椿油と化粧用椿油 |
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どちらの歴史が長い?
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製品規格値が似てるけど?
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見るところが違う
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油雑感
-7- 椿あれこれ |
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花ことば
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赤い椿・・・・・慎み深い
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白い椿・・・・・すばらしい魅力
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花あしらい
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花カレンダー
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油雑感
-6- 椿炭と椿ぐし |
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椿材を利用した代表的な実用品に椿炭と椿ぐしがある。
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椿炭は椿材を焼いて作った硬質の白炭で、木炭中でも最も貴重なものの一つです。
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椿炭は炭の質が緻密で火付き、火持ちがよく、また火力が均等でかつ強いという特徴のため、上質薪炭として歓迎されています。
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また、料理の風味を増し、油の鮮度を長持ちさせるのにもこの椿炭が重宝します。
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大人の手の親指くらいの炭を1本揚げ物料理の油の中に入れておきますと、椿炭が油や食材の匂いを分解したり不純物を吸着したりして、油の酸化を抑え一層おいしく揚げ物が揚がります。
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さらに、椿炭はアルカリ性ですから、調理後の食用油を保存する容器の中にも入れておきますと、油の酸化が抑えられ鮮度が長持ちします。
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それ以外の利用法としては、エッチングや金銀細工、蒔絵などの研ぎ出し用などがあります。
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次に、椿ぐしはツゲのくしに比べて最初の光沢こそ劣りますが、使い慣れてくるほどにきめの細かい木肌に段々と光沢が出てくるため、きっと愛着の湧く逸品となることでしょう。
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油雑感
-5- 茶樹は椿か否か |
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一口に「椿」とは言うものの、これは200種を超えるツバキ属に所属する「椿(カメリア)」と呼ばれている植物の総称であって、実際には「椿(カメリア)」と名づけられた植物はありません。
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さて、ツバキ科を代表する諸属にツバキ属(Camellia)とチャノキ属(Thea)がありました。この両属は甚だ近縁であることから、時代または学者の見解によってチャノキ属がツバキ属に吸収されたり、逆に独立したりしました。しかし、現在では、チャノキ属はツバキ属に吸収された見解が定着しています。
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つまり、私たちが毎日飲んでいるお茶(チャノキ)は、同じお茶でありながら、時代によってチャノキ属のお茶(Thea sinensis Linné)になったり、ツバキ属のお茶(Camellia sinensis (Linné)O.Kuntze)になったりしたのです。
ちなみに (Linné)は最初にチャノキを命名(つまりチャノキ属として命名)した人の名前で、O.Kuntzeは、後に属を変更して命名(つまりチャノキ属を変更してツバキ属として命名)し直した人の名前です。
チャノキ属からツバキ属へ、というように属(Family)を変更して新しい学名を命名する場合、旧種名を命名した人の名前(チャノキの場合はLinné)を括弧で括ることになっています。
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また、ツバキ属の植物(Camellia)は極東および東南アジアにとりわけ多く分布しており、それに所属する「種」の数は200種を超えるたいへん複雑なものです。
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なお、園芸的に価値の高い椿(カメリア)は、その200種以上もある種の中で、ごく僅かな種類にしか過ぎません。
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油雑感
-4- 椿油の搾り粕 |
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一般に、椿油の含有量は種子の重さの約35%といわれております。
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すなわち、椿の種子は約65%の種皮および仁と呼ばれる種核と、約35%の椿油から成っているわけです。
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その約35%の椿油を「種皮共圧搾法」と呼ばれる採油法で採油するわけですが、この採油法では種子の重さの約25%しか採ることができません。
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しかし、残りの約10%の椿油を溶剤で抽出することはありませんから、約10%の椿油が搾り粕の中に残ることになります。
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つまり、椿の種子は最終的に約25%の椿油と約10%の椿油を含む約75%の搾り粕とに分離されるわけです。
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椿の種子にはツバキサポニン(チャ種子サポニン類等)と呼ばれる溶血性のある毒素成分である糖原質(配糖体)が含まれており、種子から椿油を採取すると、ツバキサポニンは搾り粕の中に大部分が残るものの、それは脂溶性のため、一部は椿油にも含まれます。
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また、水溶性でもあるツバキサポニンは水に溶けると発泡するため、昔から石鹸代用となることが知られていました。
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搾り粕が洗髪粉として今でも洗浄用に使用されているのはこのためです。
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なお、搾り粕の窒素含有率は約3%と低いため、搾り粕そのものは肥料には適していないようです。
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油雑感
-3- 椿の餅病 |
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「椿の餅病」とは、「ツバキモチ菌」によって引き起こされる「椿の葉肉が餅のように異常に肥厚する葉の病気」です(右写真)。(クリックすると拡大されます。)
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中国ではこの餅病に罹った葉を「茶餅」と呼び、食用に供しています。
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一種の酸味と甘味があり、採集の時期によっては少し渋みもありますが、サラダの中へ刻み込めば独特の風味がして意外とおいしいのだそうです。
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嘘か誠か、餅病に罹った椿の葉を見かけましたら、一度ご賞味あれ。
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油雑感
-2- |
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その昔、油が灯火用として使われていた時代には非常に貴重なものであった。
それは、「油断大敵」、「油を搾られる」、「油を売ってはいけない」などのことば
からもうなずける。
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ところで、中国に「蛍雪の功」という史話がある。苦労して勉強することのたとえ
であるが、これには一面、当時の中国の油の貴重さがいい表れてもいる。
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つまり、灯火用の油はどこの家庭でも手に入るというわけにはいかなかった。
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そこで、油を買えなくても本当に勉強をしたい人は、夏は蛍の光で、冬は雪明かりに照らして書物を読んだというのである。
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何事も他人や環境のせいにしがる人間を戒めた史話でもあるのだ。
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油雑感
-1- |
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そもそも、油は種の発芽に欠かすことのできない栄養源(エネルギー)である。
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つまり、
油は生命の源なのだ。生命が無ければ文化も生まれない。
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だから、油は文化のルーツでもあるのだ。
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文化のルーツを扱う製油業が長い歴史をもつのもうなづける話である。
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